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【映画】導入が一番ワクワクするオカルト映画『ナインスゲート』

悪魔を称えよ。

『ナインスゲート』

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原題:The Ninth Gate
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジョニー・デップ
公開:1999年

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ジョニー・デップ主演のオカルト・ホラー。禁断の書と言われる“悪魔の書”を手にした書物ブローカーに起こる迷宮的恐怖を描く。ロマン・ポランスキー監督作。世界中の希少本を探す、書籍の探偵コルソ。彼はある富豪の依頼を受け、世界に3冊しかないという伝説の悪魔の祈祷書を探していた。ニューヨークからスペイン、ポルトガルと祈祷書を追って旅するコルソ。だがそんな彼の周囲では、不可思議な殺人が続発してゆく。
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出典元:allcinema(http://www.allcinema.net

 

悪魔本の鑑定を巡るオカルトサスペンス

導入が一番テンション上がる

 

本作品で一番好きな部分が導入~調査開始の冒頭だ。

 

稀覯本(めったにない珍しい本。古写本・古刊本・限定出版本など)の探偵である主人公が、悪魔本の鑑定依頼を受ける。

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ディーン・コルソ(ジョニー・デップ)。ハイエナと呼ばれ、汚い仕事も請け負う。

 

その内容は「3冊の悪魔本のどれが本物かを鑑定すること」。

 

主人公に依頼する富豪は、悪魔本の1冊をコレクターから悪魔本を買い取っている。そのコレクターは翌日に自殺するなど、怪しさ満点だ。

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本のタイトルは『影の王国への九つの扉』(The Nine Gates of the Kindgom of the Shadows)

 

シナリオフックとしても使えそうな導入で、様々な妄想が掻き立てられるだろう。

 

中盤以降は、お約束的な展開

 

主人公はヨーロッパを駆け巡って、悪魔本の所有者(彼らは皆コレクターだ)に会って鑑定を始める。

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『影の王国への九つの扉』の挿絵

 

物語の中盤では、依頼者の様子がおかしくなったり、妨害者が現れたり、所有者が殺されたり、謎の美女が助けてくれたりと、ある意味でお約束な展開が待っている。

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主人公を守る彼女の正体は?

 

この中盤が地味で長い。かつて土曜日の昼にTVで放送されていたサスペンス映画と同じタイプだ(実際に放送されていたのかもしれない)。この地味さが好きなら楽しめるだろうが、ホラーやアクションは全く無いので好みが分かれるところであろう。

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個人的に好きなシーンは、それぞれの所有者がコレクションを見せびらかす場面だ。このオタク共め~、と彼らを温かい目で見ていた。

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世の中には色んなオタクがいる

 

終盤は更に地味

この手の物語にありがちな、悪魔本を崇拝するカルト教団も登場する。彼らとの決戦が最終決戦かと思いきや、非常に肩透かしな展開で教団との戦いが終わってしまう。教団本部での展開は正直言って「えぇ…」という感じであった。

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カルト教団の本部。この連中がもう少し強ければ盛り上がったのに…

 

ややネタバレになってしまうが、クライマックスは更に地味な展開が待っている。カタルシスはまるで無い。悪魔本に隠された秘密を暴くことは出来るが、「えっこれで終わり?」という肩透かしなエンディングである。

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大詰めだが全く盛り上がらない

 

総評:真面目なジョニー・デップが好きならどうぞ