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【映画】『遊星からの物体X ファーストコンタクト』は前日譚にしてフォロアー

ジョン・カーペンターが偉大だと再認識できる映画。

遊星からの物体X ファーストコンタクト

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原題:The Thing
監督:マティス・ヴァン・ヘイニンゲン・ジュニア
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド
公開:2011年

 

あらすじ

www.youtube.com

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ノルウェー南極観測隊が、氷の中に閉じ込められた未知の生命体を発見。古代の生物ではないかと推測され、その調査のために考古生物学者ケイト(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)が彼らの基地に向かう。だが、生命体は解凍されて長い眠りから覚醒。しかも、それはほかの生物の体内に侵入しては、細胞を同化して宿主そのものに擬態する、宇宙からやって来た生命体だったのだ。突如として宿主の肉体を破壊するように変形しては襲い掛かる生命体によって、彼らは誰が同化されているのか判断できない状況になっていき……。
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出典元:シネマトゥデイhttps://www.cinematoday.jp/

 

前作の復習しておくと良い

 

この映画を観る前に、ジョン・カーペンター監督作『遊星からの物体X』を復習しておかなくてはならない。

 

なぜならこの映画は『遊星からの物体X』で少しだけ語られた「壊滅したノルウェー基地」のいきさつを映画化した内容だからだ。

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前作でも登場したノルウェー基地

 

遊星からの物体X』との整合性をとるため、「2つの顔が融合した『物体X』」や「内側をくり抜かれた巨大な氷塊」、「壁に刺さった斧」に「無線機の前に座る死体」などファンがにやりとするシーンがいくつも登場する。

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物体Xが閉じ込められた氷塊

 

「あ~これ前作にもあったな~」と過去作を懐かしみながら観るのが丁度良い。

 

前作との相違点

 

これはどうしようもないと思うのだが、本作は前作点との類似点が多く存在する。どうあがいても前作を超えることはできないので、ファンへ目配せしたのかもしれない。

 

前作の登場人物と似た俳優が起用されているし、ストーリーラインは肩透かしを食らうほど類似しているのだ。

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あ、これ前作と同じシーンだ

 

大きな違いとしては、物体X全般だ。前作はパペットを用いた「特撮」寄りだったのに対し、本作はVFXも使用した「アクション」寄りとなっている。

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本作は素早く動く

 

物体Xはより活発に動き回り、有り得ないほど大量に触手を出すわけだが、やはりというか前作の物体Xの方がよほど怖い。

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顔2つが融合するシーン。俳優が似ていて区別が・・・

 

逆に異なる点で「おっ!」と思ったのが物体Xと人間の見分け方である。本作の主人公は、前作の主人公とは別の方法で物体Xを炙り出そうとする。

 

良くも悪くも普通

 

本作は『遊星からの物体X』の前日談として及第点は取れていると思うが、それだけである。ジョン・カーペンターの作家性が無くなった分、凡庸なホラー映画となってしまった。

 

整合性を合わせなければならない縛りもあるし、前作の晩節を汚すわけにもいかない。無難な出来になるもの仕方が無いと言える。

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遊星からの物体X』に繋がるラストシーンは結構好き。