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【映画紹介】12時に人々が静止する謎の都市『ダークシティ』

ダークシティ

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原題:Dark City
監督:アレックス・プロヤス
出演:ルーファス・シーウェルキーファー・サザーランド
公開:1998年

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太陽の昇らない都市ダークシティ。ある日突然記憶を喪失し、身に覚えのない連続殺人事件の犯人にされたジョン・マードックルーファス・シーウェル)。目覚めた彼が見たものは、彼につきまとう不気味な黒いコートの一団と、なぜか全ての住民が一斉に眠りについた間に何者かの意志で一変していく都市の姿だった。そしてジョンにも自在に事物を変える不思議な力が宿っていた。
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出典元:https://eiga.com/

世界観が完成されているダークSF映画

まず冒頭から、このダークシティの異常さが浮き彫りとなる。時計の針が12時を指すと、都市のあらゆる人々が意識を失いその場に倒れるのだ。

 

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人々も、電車も、車も、時計の針も止まる。


この映画の魅力の1つが、この12時のシーンである。何度か挿入されるが、主人公であるジョン以外が意識を失い倒れ、時計の針が動き出すと共に目覚めるシーンは空恐ろしい。意識を失っていたことに誰も気づかず、倒れていたことなど気にもしない。

記憶喪失、超能力、怪しい医者

ジョンの設定も、SF好きにはワクワクさせられる。記憶喪失で目覚め、怪しい医者から電話越しに「実験に失敗した。君は追われている。逃げろ」と言われるのだ。更に部屋には斬殺された娼婦の死体まである。

 

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設定盛りすぎでは?というくらいのシチュエーション

 

そしてジョンを追う黒コート集団は念動力『チューン』を駆使して彼を追い詰める。ところがジョンも『チューン』使える事が判明し・・・

ビジュアル面の作り込みが凄い

このダークシティという世界観を生み出すため、絵作りにはかなり力が入れられている。

 

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夜の明けないダークシティ

 

全体的に暗いトーンや、レトロでありつつ微妙なフューチャー感を匂わす街、黒コート集団が行う『実験』シーンなど、監督のこだわりが随所にみられる。


1から10まで大真面目に作り込んでいるのか、アクション、ホラー、コメディ、グロ要素といったノイズは一切無い。おかげでダークシティという映画の世界観にどっぷり浸かることができるだろう。

あくまでSF、ミステリーではない

この映画では謎がいくつも提示されるが、その答えは映画の前半でほとんど開示される。そのため、実は謎解き要素は殆ど無い。

 

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黒コート集団の正体は、何と冒頭で明かされる

 

上記でも述べた、『世界観を作り込むための演出』に時間を割いているのだ。12時の停止シーンや、黒コートの集団の正体、終盤の派手な決戦は王道のSFである。


SF好きにはお勧めの一本である。さあ、チューンを開始しよう。