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【映画紹介】ホラー映画界の古典文学を鑑賞しよう『悪魔のいけにえ』

悪魔のいけにえ

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原題:The Texas Chain Saw Massacre
監督:トビー・フーパー
出演:マリリン・バーンズ
公開:1974年

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墓荒らしが出没したテキサスの片田舎。車でやって来たサリー(マリリン・バーンズ)たちは、ヒッチハイカーの男を車に乗せるが、男の取った異常な行動に恐怖を感じ車から降ろす。その後、彼らは廃屋に立ち寄るが、サリーとフランクリン(ポール・A・パーテイン)を残して仲間が行方不明に。二人は仲間を捜しに行くも、待っていたのは人の顔の皮で作った仮面をかぶった男だった。
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出典元:https://www.cinematoday.jp/

ホラー映画界の金字塔

この映画は、ホラー映画界の金字塔であり、古典文学ともいえる作品だ。若い男女のグループが、仮面を被った凶悪殺人鬼に一人また一人と殺害されるという『ホラー映画の王道ストーリー』の元となった作品である。

 

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本映画の犠牲者リスト

 

実際に鑑賞すると、ありきたりな設定や展開のオンパレードで、少々肩透かしを食らうかもしれない。だがこの映画が『原点』なのだ。私は面白いつまらないという感覚ではなく、ある種の古典文学を読む気持ちであった。

レザー・フェイス

悪魔のいけにえ』を鑑賞していなくても、レザー・フェイスという名は知っている人もいるかもしれない。人の皮を剥いで作ったマスクを被り、チェーンソーを片手に人間を切り殺す身長193cmの巨漢だ。

 

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一度捕まれば逃げることは叶わない

 

鑑賞する前は露にも思っていなかったが、このレザー・フェイスは意外と可愛い一面もある。獲物である女性の悲鳴にびっくりしたり、家族にしこたま殴られて萎縮したりする。しかしそのようなある種の人間味こそが、レザー・フェイスが『空想よりの怪物』ではなく『現実よりの人間』であるという恐ろしさに繋がっているのだ。

陳腐化しているが(逆に)意外性もある

あまりに類似作品が登場しているため、この映画を鑑賞しても驚きや恐怖は少ない。それよりもレザー・フェイスとその家族の異常性に嫌悪感を覚えてしまう。

 

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身の毛がよだつ食卓シーン

 

とはいえ、実は展開は予想し辛い。序盤、意味深で伏線のように思えるシーンが多く挿入されるが特に回収はしない。更にこの映画はBGMや観客を身構えさせるような演出がほとんど無く、物語が淡々と進む。そのためレザー・フェイスの初登場シーンや斬殺シーンは、驚くほどあっさり行われるのだ。

この映画は観ておくべきか?

悪魔のいけにえ』は古典作品として永く語り継がれる事になるだろう。マスターフィルムがニューヨーク近代美術館に永久保存ほど、芸術的に評価されている。

 

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チェーンソーを振り回すレザーフェイス

 

ではこの映画は面白いかと問われると、私は答えに詰まってしまう。現代の感覚からすると、やはり古臭いという印象は否めない。レザー・フェイスが殺戮を始める辺りは面白いのだが、中盤から終盤にかけては中だるみする。最後のシーンは・・・美しい、のかな?やや感想に困るオチであった。

 

ホラー映画の歴史を感じたいなら観るべし!